ME&YOU診察室のコーナー2月号より

ビタミンA・C・E(エース)で免疫力UP!!

毎日の食事が大切です。食材を組み合わせ効果を高めよう

特定・特別医療法人福島厚生会  福島第一病院
 栄養管理科主任 菅野 史絵


冬はインフルエンザなどの風邪ウイルスが猛威をふるう季節です。ウイルスは体の免疫力が弱いときほど侵入しやすく、体内で活性化し、症状を悪化させてしまいます。しかし、体に免疫力が充分にあればウイルスをはねのけることができるのです。そのためには、毎日の食事を大切にして、免疫力と抵抗力を高めるのに有効な栄養素を含む食材を取り入れてみましょう。

ビタミンAの働き
ウイルスの侵入を防ぐためには、のどや鼻腔の粘膜を強化して、粘液分泌を高めることが大切です。ビタミンAは血管の強化、気管支の粘膜を正常に保ち、成長を促進させ、免疫細胞の働きを活発にします。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に調理したり、油を使った料理と組み合わせて食べると、体内へ吸収率が高くなります。

ビタミンAを取りすぎたら?
脂溶性ビタミンは体内に蓄積されると過剰症を引き起こしますので、摂り過ぎには注意が必要です。

ビタミンAを多く含む食材
レバー・ウナギ・銀タラ・緑黄色野菜(春菊・人参・ほうれん草・ブロッコリーなど)・卵・チーズ・牛乳・抹茶・マーガリン・海苔

ビタミンCの働き
皮膚や筋肉、骨、血管の細胞を結合させるコラーゲンというタンパク質を作ります。また、ウイルスの増殖を阻止するインターフェロンの生成を促進する効果も発揮します。水溶性ビタミンなので、体内に蓄えることができず、一度にたくさんとっても排泄されますので、毎食欠かさず食事に取り入れましょう。

ビタミンCが不足したら?
不足すると肌や粘膜が弱り、弾力が失われて、ウイルスに対する抵抗力が落ちます。また、寒さや疲労・発熱などのストレスにより消耗されて、抵抗力や免疫力が低下してしまいます 。

ビタミンCを多く含む食材
野菜(赤ピーマン・芽キャベツ・パセリ・ブロッコリー・など)・果物(キウイ・レモン・柿・など)・芋類(じゃがいも・さつまいもなど)

ビタミンEの働き
体の酸化を防ぎ、血管を保護します。また、血行をよくして冷え症や肩こり、しもやけなど皮膚の抵抗力を強化させます。エネルギーの高いものが多いので摂り過ぎは禁物です。

ビタミンEを多く含む食材
魚介類(魚卵・シシャモ・ウナギ・サバなど) 植物油・ドレッシング・マヨネーズ・種実類(ピーナッツ・アーモンドなど)・緑黄色野菜(南瓜・モロヘイヤなど)

最後に
ビタミンの中でも、特にビタミンA・C・Eは単独でも効果を発揮しますが、組み合わせると相互に作用し効果を高め合うのが特徴です。 この冬はビタミンA・C・Eを上手に毎日の食卓に加えて元気に過ごしましょう。