【doctor blog】肺血栓塞栓症1

投稿者: | 2014/12/08

先日行われた健康講和は定員をオーバーする盛況だったようです。他の地方に比べ福島のみならず東北地方は全体的に「アンチエイジング医学・抗加齢医学」の一般人への普及は遅れています。地域住民の「予防医学」、「健康長寿の実現」のためにも、今回のような企画を通じてもっと普及させていけたらな、と考えております。新たなイベントを企画しますのでその時はまたご連絡させていただきます。またご参加いただいた皆様、また今回こういった機会を設けてくれた福島リビング新聞社様、また実際のサプリ、ドリンク剤を用意して会を盛り上げていただいた大塚製薬様、アスタリール様、味の素株式会社様にお礼申し上げます。

 

少し時間があいてしましましたが、今回からは新たな病気のご紹介をしていきます。

今回の疾患は「肺血栓塞栓症」についてです。この病気を一躍有名にした記事がこちらです。

肺塞栓新聞記事

当時サッカー日本代表であった高原直泰選手が罹った病気として有名となりました。当時はこの病気のみならず「エコノミークラス症候群」という別名も有名になりましたね。

飛行機の中で発症しやすいということからこの病名が付きましたが、ビジネスクラスでもファーストクラスでも起こしやすいことから現在が「ロングフライト症候群」なんて呼ばれています。

こういっては飛行機の印象にマイナス効果であるため加えておきますが、列車や車でも発病し得ます。

要は「長時間同じ体勢」でいることが問題なんです。

「エコノミ―」という言葉が取り沙汰されたのは

より座席の幅が狭い = 体位変化しにくい → 発症しやすい 

ということからなんです。(200 2年に発症したときの高原選手はビジネスクラスを利用していたようですね)

「長時間同じ体勢でいること」が肝としましたが、そんなに単純でもなく、その他の因子も関連して来ます。

飛行機内はとりわけ乾燥していたり、飲酒できる環境でもあり、「脱水」という 因子は大きく関与しているようです。

その実、先ほど 列車や車でも発病する としましたが、飛行機内での発病率に比べると低いそうですよ。)

では必ず乗り物に関連した疾患か?というと・・・

答えは NO です。

私も多くのこの患者さんを診てきましたが、乗り物に関連した患者さんは少ないです(むしろ皆無・・・)。

「ロングフライト症候群」は「肺血栓塞栓症」と同意義ではなく、その一部なんですね。

「旅行」、「乗り物」という観点への視線を敢えて外して「肺血栓塞栓症」について数回に分けてお伝えしていきたいと思っております。

「クリスマス」、「年末・年始」と 一年間の総括の時期ですね。

みなさんの飲酒量が増える時期であり、それに伴い救急車の出番も大幅に増えます。

当院みたいな二次救急指定病院にとっては、改めて襟を整えて気合を入れなければなりません。。。

とはいえ、楽しいお酒は何事にも替えることができない貴重な慣習ですがね・・。(大汗